竹トンボ

竹トンボ

子ども達に「昔あそび」を伝えていくという市民活動をしている団体のホームページで、プラスティックを使って手軽に作れる「プラトンボ(材料が竹ではないので)」の作り方を編集することになりました。
昔あそび応援団

材料を切るところから作る過程を写真に撮り、作り方を解説していったわけです。プラトンボにしているわけは竹を手に入れるのが難しいのと遊んでいる子ども達が夢中になって踏んでしまった時に割れてしまうからです。

編集を終え、内容を見直すと「竹トンボ」という項目からプラトンボの作り方にリンクされているので「竹トンボ」の写真が必要かなと思いました。

が、竹トンボが手許にありません。知り合いを介して子ども達に竹トンボ作りのイベントをやっている人に頼んで竹の材料を譲っていただきました。

左奥が今時の竹トンボ、右奥が昔ながらの竹トンボ、右手前は羽根だけが飛ぶ昔ながらの竹トンボ、そして左手前が竹の割り箸で作った竹トンボです。

プラトンボ

今時の竹トンボ

縦割りにした竹の皮の方を薄く削いで、中心部分を熱して捻る方法で作ります。羽根の先端部分に重りをつけておくとよく飛ぶそうですが、これには重りをつけていません。

昔ながらの竹トンボ

竹の厚みを利用し、角度をつけて削って作る昔ながらの竹トンボです。

羽根だけ飛ぶ竹トンボ

手のひらで回転させると心棒と羽根が分かれて、羽根だけが飛んでいく竹トンボです。私の郷里ではこちらがポピュラーだったと思います。

どれも材料自体が子供用に切られているので小振りにできています。

割りばしで作った竹トンボ

これは竹製の割り箸で作ってあります。割り箸であれば簡単に手に入ります。カッターナイフの練習も兼ねて羽根は角度をつけて削り、心棒も竹串を使わず割り箸を削って作ってあります。

それほど高くは上がりませんし、飛んでいる時間も短いですが、1〜2mは上昇します。部屋の中では天井にぶつかることも度々です。