欅の器
鹿児島で育った欅。親戚に送ってもらいました。
建物や家具に使われる欅、ちょっと加工が手強そうだったのですが、この鹿児島育ちの欅はわりと柔らかく、思ったより素直に彫れました。
光によって、木目の色合いや肌合いが変化します。木は不思議です。
何だか、木星のような色合いと木目です。
大紅葉のお椀
これも鹿児島で育った大紅葉を送ってもらいました。大紅葉は楓の仲間、よく見かけるイロハモミジより大きく、葉も大きい。日本の固有種だそうです。
内側は滑らかに、外側はノミ跡を残してお椀に仕上げました。
タマナのお皿
小笠原でタマナと呼ばれているテリハボク、沖縄や鹿児島県の南西諸島、小笠原で自生しているそうです。小笠原の知り合いに送ってもらいました。生乾きの状態で彫っていると何だかゴボウの匂いがします。色が濃くて木目が綺麗です。
このお皿も光の当たり具合で木目がはっきり出たり、ノミ跡がくっきりしたりとその表情が多彩です。