週1 木を削りに木工塾へ
奥さんは週に1回、しぶや木工塾という所に通っています。何をやっているかというと木を削ってお椀やお皿を作っています。
この鉢は梨の木を削ったもので、木の形と会話しながら作っています。木工塾のメンバーが梨園を廃業する方から譲ってもらった木だそうです。輪切りにした木を長い時間かけて削っているので、段々と乾燥してきて芯の部分が割れやすいのだそうです。この鉢も底に割れがあり、糊うるしを詰めてあります。外側は柔らかな感じのノミ跡を残し、内側は滑らかに削ってあります。拭き漆で仕上げてあります。
このお椀は大紅葉の木。親戚の家で庭の大紅葉を切った時に送ってくれたものです。上の鉢に比べるとはっきりとしたノミ跡を残しています。仕上げは「木固めエース」という塗料を含浸させて表面を拭き取った後、拭き漆で仕上げてあります。上の鉢より拭き漆の回数は少ないです。
これは「バンカキ」呼ばれる道具。お椀の内側を滑らかに削る道具です。他のメンバーの物を借りています。月島にある鍛冶屋さんの先代に作ってもらったそうです。鋼材を使って手作りした物を使っているメンバーもいます。