ダイニングキッチン らしく
旧中山道の追分宿。
堀辰雄文学記念館があります。この門は江戸時代の本陣にあった裏門を移築したものだそうです。裏門とは言え立派な門です。
堀辰雄文学記念館の2軒隣にある「ダイニングキッチン らしく」のギャラリーで木工塾の展覧会を開催しました。
このお店は今年の7月にオープンしたばかりです。
店内の様子
「ダイニングキッチン らしく」左手の路地を下るとギャラリーがあります。
ギャラリー部分はお店につながっていて、まさにU字形の回廊になっています。ギャラリーが囲んでいる中庭には大きな木があり、気持ちのいい空間になっています。
展示台には直径60cmぐらいの大鉢など様々なものが並びます。メンバーそれぞれの個性が見えてきます。
樹皮の部分を残した小鉢です。 平たいお皿が並びます。
「ハリエンジュ(ニセアカシア)」で作られた平皿。この木は荒川の河川敷に生えていたのを伐採した時に貰ったそうです。断面の色は白っぽい外側と茶色の芯側のコントラストがはっきりしている木です。
バターナイフやスプーンなど。
高さが違うスツールと鳥小屋。 素朴な感じの木槌。
拍子木とカスタネット。
中庭からギャラリーを見たところ。
ギャラリーからお店の方を見上げたところ。斜面に建てられた建物なのでギャラリー部分が低くなっています。
自動車のジャッキを利用した万力。手作り感が満載です。
ギャラリーでは実演もあり、バンカキという道具で豆皿を削っているところです。
こちらは、丸のみでお皿の外側を削っているところです。
箸づくりの体験コーナー。四角く製材された角材にカンナをかけて先の方を徐々に細くしていきます。手に馴染む形になったら「木固めエース」という塗料を塗って完成です。
「木固めエース」とは木で作られた文化財などの修理や腐食を食い止めるために開発された塗料で食品衛生法にも適合しているそうです。
材料は小笠原の「アカギ」という木です。世界自然遺産の小笠原では赤木は外来種。駆除する活動が続いていますが、木工塾では少しでも役立てればという思いで小笠原関連のイベントには積極的に参加しています。