奥さんの展示棚2

奥さんの展示棚2

昨年の秋、奥さんが吉祥寺のギャラリーで個展をすることになりました。夏前に「ギャラリーの壁に展示できる棚があるといいなあ」とつぶやいたのです。ほぼ、「作れ」という命令形です。

ギャラリーに赴き、壁の下地や大きさなどを調べ、オーナーと話をして通りに面したウインドウの中に高さ180cmの棚を2本、ギャラリーの壁に90cmの棚を4本、作ることにしました。

ベニヤ板と工作用の角棒で細長いパネルのような土台を作り、スリットを開けて小さな棚板を引っ掛けようというものです。前面のベニヤ板はシナベニヤ、背面はラワンベニヤでDIYの店で購入し、サイズを指定して細長く切ってもらいました。スリット部分は誤差が出て図面通りに作れないと思ったので、自分で切ることにしました。

 

棚の材料は家にあった桂の板を使っています。厚さは1cmぐらいで3枚接ぎなっていて約30cm四方の板です。

 

棚板には半楕円形をした穴が空いているものと穴なしのものがあります。穴があるのはお皿を立て掛けた時に滑って落ちないようにするためで、穴がないのはお茶わんのようなものを置くためのものです。

 

棚板の後ろ側はフックのような形で棚板そのものはL字の形をしています。
塗装はオスモカラーのクリアを1回塗り、乾かないうちに拭き取って仕上げています。

 

ギャラリーのウインドウに設置した180cmの棚です。

 

ギャラリー内の90cmの棚です。90cmの棚は4本作りましたが、少しギャラリースペースが狭くて3本しか使いませんでした。
壁に取り付けるための金具を探す時間がなくてユニクロメッキの金具を使ってしまいました。カッコ悪いので時間がある時にゆっくり探そうと思っています。

通りに面したウインドウはギャラリーが閉まった後も照明がついて道行く人を楽しませています。